2018年12月5日: アメカジ

【エクスショップ ジン】
未だ出会えずですが「あの公園」に行く度に、一度は井上部長を探すのがルーチンとなっています。
私も出会える日を楽しみに、娘の「砂山作成能力」を高めて準備します!
改めまして、自己肯定感を高める事が当面の目標の、エクスショップ 神でございます。
本日は自分の好きなものに関して記載させて頂きます。


共感頂ける方もあると思いますが、35歳となる年に「自身の私服の方向性」
に関して、家族会議及び自問自答を繰り返しました。
「大人的キレイ系」に方向転換するか、15歳の時にアメリカ村で見た「古着屋のお兄さんの格好良さ」
を追い続けるか、「どっちゃでもええ・それTPO次第でしょう」とのご意見もある中でしたが、
少年の頃少し緊張しながらアメ村に初めて行った時に感じた「あの格好良さ」を一生かけて追求
したいとの思いが勝ちました。
いきなりの自分語り、申し訳ありません。「誰が興味あんねん」とのツッコミがある事は承知しています。
というわけで、今回は、そのアメカジの核ともなる「ブーツ」に焦点
を当てて、ただただ思いつくままに、思い入れを語りたいと思います。
(念のため、メーカーの回し者では決してございません)
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■アイリッシュセッター(オロラセット)
※注:アイリッシュセッターはレッドウィング社のシリーズ名で、同名の猟犬の毛色にちなんだ命名らしい。
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こちらは少年時代からの憧れの存在で、当時25年程前はレッドウィングそのものが入手困難な時代でもあり、
何ヶ月もあらゆる店を探し回っても見つからず諦めかけた時、たまたま前を通りかかっただけの梅田の靴屋
で奇跡的に発見。探すのをやめた時、見つかる事もよくある話。冷静を装いながらも焦り過ぎて、
試し履き無しで購入した事を今も鮮明に覚えている。帰宅後一旦部屋に飾る。
当時は夏も冬もどこに行くにも最高の相棒。7年程前にソールを交換。レッドウィングは定期的な手入れと、
ソール交換をサボらなければ30年以上は履けると言われるが、最近は月1回の使用頻度で余裕で30年
オーバーとなる想定。今期一年目社員の皆さんが生まれる前からの相棒とは感慨深い。
■アイリッシュセッター(カモフラ) 
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こちらは十数年前にアメ村ビームスで購入。勝手にビームス別注
と認識していたが、改めて調べるとレッドウィングオリジナルらしい。
ブログのために色々調べてみたが、Moussy Oakというアメリカのハンティングアパレル企業
の「BREAK UP」という迷彩柄を採用したとの事。セッターは元々がハンティングブーツと
考えればカモ柄は必然とも言える。
「合わせにくさ・手入れしにくさ・ぱちもんくささ」は感じつつも、一目惚れから衝動買いとなる。
過去2回程「沼かなんかにはまったん?」とやや本気で心配される。一応は「今時、沼て」
との逆ツッコミを入れるのがお決まり。
昔実家に帰った際には母から「えらい汚い靴玄関にあるけどなんで」とちょっとシリアスに言われる。
恐るべし「BREAK UP」のカモフラ精度。いずれにせよ賛否両論巻き起こしてくれた存在。
現在は、生意気ながらハズしたい時に年数回程度着用のため、状態は非常に良好。
■アイリッシュセッター(ブラック)
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これまた12〜3年前にライダースを買った日に、合う靴も欲しくなり購入。
個人的には最もワークブーツらしさを体現していると考えている。
ちなみに丸みのあるつま先、ラウンドトゥは「茂みをかき分けやすくするため」のデザインらしい。
(茂みをかきわけるサバイバルなシチュエーションは最近無し)
中高時代は「映画に出てくるアメリカの労働者の格好良さ」に憧れ、
ブーツもわざと壁にこすりつけたりして、いかに汚く仕上げるかを目指していた。
当時そんな若輩の私に対して親父が「ワークブーツでも綺麗に履くべきものもある。
その意味はお前にもいずれ分かる時が来る」と、その世界での悟りの境地を知った
人間のみが醸し出せる雰囲気で語っていた事を思い出す。今はその意味が分かる気がする。
このブーツはその意味を噛み締めながら結構な頻度で履く。
■アイリッシュセッター(スエード ベージュ)
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こちらも10年以上前に購入。今回の写真撮影のために、久しぶりに「靴の消しゴム」(正式名称不明)にて手入れ。
結構綺麗になるが、カスがおそろしいレベルで出る。それの処理の方が気持ち的負荷が大きく年1回程度の消しゴム使用。
ブーツ自体は何にでも合わせやすく、夏場でも馴染む雰囲気があるので履き回しやすい。
余談となるがダウンタウンの浜ちゃんが、関西ローカルで最近よく履いているが、
超高額ヴィンテージデニムとの相性も良いと思う。
■ベックマン(チェスナット)
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10年程前に、ややドレッシーなブーツが欲しくなり、トリッカーズというブランドと迷いつつ購入。
トリッカーズは「いずれまた買いたい物リスト」へ移動。チェスナット(栗)色選択は勇気のいる
決断であったが、意外と何でも合わせやすいと今は思う。
昨年にソールがボロボロと崩れ出す謎の現象が発生。これを機に調べたら、
ソールに水分を含む事で起きる「加水分解」という症状らしい。ベックマンの修理
のほとんどがこれで、本国でも問題となり、現行モデルはソール素材変更で改善
されているらしい。時期を見て修理に出す予定。
■ワラビー(クラークス)
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23年前に生涯唯一の海外旅行先、アメリカにて購入。結局のところ今も1番履いている。
嫌味なく主張し過ぎず、スニーカー的履きやすさも有り、「ちょっとコンビニまで」にも重宝。
今回唯一レッドウィング以外且つ、イギリス発祥のブランド。
うんちく調査によると、ワラビーは小型有袋類で「子供をお腹の袋に入れて大事に
育てるように、足を優しく包み込むような一足であって欲しい」との願いからネーミング
されたとの事。正に20年以上に渡り、優しく包み込んでくれている。改めてありがとう。
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そもそもはファッションではなく、あくまでも「農作業・工業労働・機械整備・狩猟」
等々のプロの方々のために、その仕事を成功させるために追求された中で生まれた
「機能美」であり、好みの問題は別としても、この「機能美」こそが本当の格好良さ
に繋がるのかなと、改めて感じたところであります。
初めて写真を撮ったり、色々調べたりした中で、それぞれに個性があって、
その個性に応じた役割を持ってくれている事を改めて感じました。
年数を経るごとに成長して味わいが出る本体部分は残しながら、
常に摩擦を受けて擦り減るソール部分はブラッシュアップ出来る、
そして大切に手入れする、それらによって何十年も活躍し続けられる。
これらを人間に例えるならば、そんな大人になりたいなと思います。
お次は、入社から2週間、勝手ながら絶妙な時期でのバトンパスと自負しております、
EX企画調整室、期待の星、今後大活躍が期待されるあの方です。

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DAブログ | DAホールディングス(エクスショップ&ガーデンプラス)

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